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「IR中心」転換迫る

万博跡地開発で井上議員

井上ひろし議員

2025年2月19日

 

 日本共産党の井上浩大阪市議は19日の市議会建設港湾委員会で万博跡地開発について取り上げ、IR(カジノを中核とする統合型リゾート)中心のまちづくりからの転換を求めました。

 万博跡地開発について府市は1月に民間提案を2案採用。3月に夢洲(ゆめしま)第2期区域マスタープランを策定し、来年度後半に開発事業者募集を開始するとしています。

 井上氏は、夢洲のIR用地と同じく土地課題対策費用を公費で負担するのか、複数の不動産鑑定業者に鑑定を依頼するのかについて質問しましたが、市側はこれからの課題だと答弁。

 井上氏は、IR用地をカジノ業者に賃貸した際、市が公金で土地課題対策を負担したことに触れ「ほかの事業者との関係で行政としての公平性と公正性が問われる重大事態だ」と強調。土地鑑定の問題でも「IRの時は複数業者に鑑定依頼したが金額も根拠も奇跡のほぼ一致。あしき前例をつくった」と批判しました。

(2025221日付しんぶん赤旗)